肌と常在菌 – 消毒の裏知識 –

アーユルヴェーダサロンayus-linoのブログをお読み頂き、ありがとうございます。

コロナ時代に突入し、「免疫の上げ方」 などについて多くの方がお調べになったのではないかと思い、「健康ネタ」で暫くブログを書いてみようと思います(^^)

第一弾は、これから自粛解除になり、外に出歩くと必ず見る、至る所に置いてある消毒用アルコール、「消毒にまつわる知識」について書いてみようと思います。

皆さま、毎日、手を洗ったりアルコールをお使いのことと思います。

この手の皮膚には、ついたかもしれない「コロナウィルス」だけではなく、「常在菌」という菌たちが常に住み着いています。

菌というと、からだに悪い影響を与えるようなイメージがあるかもしれませんが、腸内環境を整えるビフィズス菌のように、肌にも肌環境を整えてくれる菌がいて、それを総称して「常在菌」と言います。

さて、手指消毒を行うとその菌達はどうなるのでしょう?

残念ながら、悪い菌とともに、良い菌も、”殺菌”されます。

では、常在菌が殺菌されると、どうなるのでしょう?

肌に存在する常在菌の ”表皮ブドウ球菌” は肌の潤いを作り出し、肌のバリア機能を高める機能があります。”アクネ桿菌” は細菌の増殖を抑える機能があります。

お読みいただければ解る通り、これらの菌を失うと、”乾燥” し、”バリア機能が破壊される” のです。

バリア機能が弱った肌は、さらに菌に犯されるリスクが増え、免疫の弱い肌を作る結果になります。

自分を守っているつもりが、逆効果!! これは、美容あるあるです。

だからと言って、コロナウィルスを放っておくことは今の時代、出来ません。

なので、私は外に出た時は物を触らないようにし、過剰な手指消毒用アルコールの使用は控えています。石鹸は、植物油由来のものにし、潤いを逃がし過ぎないように気をつけています。

常在菌は、12時間で復活する、強者です。
そのため、復活すると自分を信じることも大切です(笑)

常在菌は汚な過ぎても増殖し、皮膚炎、病気の元にもなる悪役の菌もありますので、勿論、手洗いは大切。

でも、”し過ぎ”にも気をつけてください。

何事も全体のバランスが大切です。

私は “バランス” という言葉が大好き。どうか偏らず、withコロナをお過ごしくださいませ。

コロナウィルスと共に、肌の常在菌にも気を使った生活を🌿

ayus-lino 田村

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